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高校1年生グローバルキャンパスの様子 / Global Campus (Group A)

2019年9月18日

SGH事業の一環として、「グローバルキャンパス」を今年度も行っています。

高校1年生約400名がA団:9月9日(月)~11日(水)、B団:9月12日(木)~14日(土)の2団に分かれて、立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生とともに2泊3日を過ごし、課題解決力・自己発信力・英語力を養う研修です。

【1日目】
今日は1日快晴。澄み切った青空が、A団のみんなを迎えてくれました。昼食が終わるとすぐに開校式でした。式では1組の田中さんが英語で立派な挨拶をしてくれました。開校式が終わると、立命館アジア太平洋大学の学生の皆さんからなる、グループリーダーの紹介がありました。
まずは「アイスブレーキング」。英語を使ったゲームや自己紹介で、英語を使ってのコミュニケーションに早速チャレンジです。
続いてのプログラムは「グループフラッグ作り」。グループごとの目標を掲げ、その目標のイメージをイラストにしていきます。そしてそれぞれのイラストをデザインとしてまとめ、グループの旗を作り上げました。最後にそれをグループごとに発表。ユニークな旗、鮮やかな旗、みんなのアイデア満載の「グループフラッグ」が完成しました。
その後、休憩を挟んでのプログラムは二つにわかれてのプログラムでした。1つが「英語コミュニケーション」もう1つが「異文化理解」です。「英語コミュニケーション」ではグループリーダーの皆さんと生徒たちが『私の好きなもの』をテーマに自己紹介を行います。一通り自己紹介が終わると、どれだけ理解できたかをクイズ形式で競います。みんな大盛り上がりで、グループごとに歓声が湧きあがります。「異文化理解」ではグループリーダーの皆さんが15分ごとに各グループを廻り、母国の文化やライフスタイルについて説明してくれます。パソコン画像を使って、分かりやすいプレゼンテーションにみんな興味津々でした。
夕食はカレーライス。2杯3杯とカレーをおかわりする“強者”や、サラダのトマトを「私トマトなら無限に食べられる!」と豪語する“強者”、山盛りオレンジをむさぼる“強者”も登場しました(笑)。
夕食の後のプログラムは、英語を使ったゲームで盛り上がった後に、昼に作った「グループフラッグ」の各クラス代表によるプレゼンテーション大会です。旗に込められたテーマを英語で元気に発表しました。明るく元気なプレゼンテーションに大きな歓声が上がります。英語でのコミュニケーション能力もほんの数時間で格段の進歩に、私たち教員は目を見張るばかり。素直で柔軟な心は若者の特権。英語でコミュニケーションする楽しさに、全員が気づかされた1日となりました。

【2日目】
今日も朝から快晴。汗ばむほどの陽気でした。6時30分からは部活生が朝練を始めました。全員遅れずに集合完了。こんなところにも日々の取り組みの成果が見られます。
7時40分には、気持ちの良い芝生の上で、全員揃ってラジオ体操。元気な掛け声が青空の下に響き渡りました。
その後すぐに朝食でしたが、朝からモリモリ食べられるのも若さの特権です。中には、おかわりが自由のご飯とパンを山盛り食べている“強者”も。パンをおかずにしてご飯を食べているのだそうです。
本日最初のプログラムは「スカベンジャーハント」。まずは英語のなぞなぞを解きます。例えば「I grow shorter as I grow older.」皆さん答えはわかりますか?正解は「candle」。同様の問題を15問解けたチームから、グループリーダーからのクイズで指示された場所に行き、そこに隠された封筒に入ったアルファベットカードをゲットしていきます。「Where is the place people check-in/check-out?」答えが分かったチームは急いで「フロント」に急行。隠してあった封筒をみつけると「I found it!」。自然と英語が飛び出します。最初に帰ってきたチームには商品が出るとのことで、足を骨折している子をおぶって走り回るチームも現れました。「あぶない!あぶない!」と思わず日本語で声が掛けてしまう一幕も。みんな元気いっぱい賑やかな時間でした。
続いてのプログラムは「グローバルリーダープレゼンテーション」でした。グローバルリーダーの皆さんから「世界の食料事情。飢餓のない世界のために」という大テーマと、「我が家の食卓、母国の食料事情から見える社会問題」という小テーマでプレゼンテーションをして頂きました。それぞれの母国の事情や、世界を取り巻く様々な問題について講義していただきました。生徒たちは夏休みの課題として、食をテーマに様々な課題研究を行っています。グループ単位で、自分の考えを英語で発表し、互いの学習内容を理解することで、学びを深めていきました。途中疲れが見えてみたところで、気分転換に「ラトゥシ ラトゥシャ」のダンス大会。明るく元気な歓声が会場に響き渡りました。
昼食の後は、グループごとに午前中のそれぞれの発表を1つのテーマとしてまとめ、プレゼンテーションのあめに個性的で色彩鮮やかなポスターやポップを作成しました。各グループ悪戦苦闘しながらも、英語の原稿を作ったりプレゼンテーションの段取りを考えたりしていました。発表会では、食料廃棄物の削減を訴えるチーム、健康的でバランスの良い食事習慣について発表したチーム、またスマートフォンの利用頻度とスナック菓子の消費の関連性について発表したチームなど、発表のテーマも多岐に亘っていました。今日の発表はあくまでも予選、明日の本戦では、代表チームによる発表が行われる予定になっています。
その後食事までは自由時間。グループリーダーとゲームを楽しんだり、バスケットをしたり、はたまた懐かしの「はないちもんめ」を楽しむグループもあり、元気いっぱいのひと時でした。
夕食の後は「グローバルタレントショー」。まずはグローバルリーダーによるゲームがあり、その後いよいよ中女チームによるパフォーマンスです。最初に登場したのがなぎなた部。英語によるなぎなたの説明のあと、演武の披露です。息の合った見事な演技にグローバルリーダーからも大きな歓声が上がります。続いては部活動クラスによる集団演技でした。新体操部による見事な演技の後に、ダンシングヒーローの曲に乗せて、卓球部、剣道部、バスケット部、ソフト部、陸上部が、それぞれの部活動の特性を活かしたダンスを踊りました。みんな芸達者揃いで、大いに盛り上げてくれました。まさにグローバル級のタレントによるアメージングなショーでした。
次の出し物は、「グローバルファッションショー」。代表生徒が、グルーバルリーダーの出身国の鮮やかな普段とは全く異なる雰囲気に民族衣装に着替えて登場です。普段とは全く異なる雰囲気の同級生の姿に大きな歓声が上がりました。最後はグローバルリーダーの皆さんのダンスショー。最後の最後まで大盛り上がりの楽しい夜となりました。

【3日目】
今日も朝6時30分から部活生の朝練習がありました。部活生ではない生徒の中にも、朝の散歩に参加にしている生徒もいました。今朝はチェックアウトの日でもあり、軽めの運動となりました。
朝の体操、朝食、清掃を終え、最終日のプログラムが始まりました。今日はグループワークの本戦です。各クラスから選ばれた代表グループが発表します。1組は「日本のスイーツと欧米のスイーツの栄養価の違い」についてポスターやポップを使っての発表でした。続いては4組の代表チームでした。「子ども食堂の現状」について、途中寸劇を交えながらの発表でした。3番目の5組の代表グループは「食料廃棄物削減について」ポップや寸劇を用いて発表でした。4番目は7組の代表グループです。7組は「世界の食文化」についてです。各国の手作り国旗を持っての発表でした。最後のグループは10組でした、テーマは女子高生らしい「健康的なダイエット」について。発表は劇仕立てで、アマチュア女優達の名(迷?)演技に途中何度か笑いが起こります。いくつかのグループの中には、英語の得意なAFSの留学生もいます。まだ本校に来てひと月にもなりませんが、すっかりクラスに馴染み、時にグループを引っ張る姿が見られました。
次のプログラムは英語を使ってのゲーム大会。グローバルリーダーが大いに盛り上げます。みんな元気はつらつ、若さ爆発。武道場の床がトランポリンのようにバウンドします。何とか床は抜けずにすみましたが、楽しい楽しいひと時でした。
その後はこの三日間の振り返りです。生徒それぞれがプロファイルシートを記入しながら、このプログラムを受ける前と受けた後、自分がどのように変化したか、理解を深めて行きます。
振り返りが終わると表彰式です。表彰はスカベンジャーハントと上位3チームとグループワークの上位3チームの発表です。スカベンジャーハント1位は7組Dグループ、2位は10組Cグループ、3位は1組Aグループでした。ベストアイディア賞1位10組Aグループ、ベストプレゼンテーション賞は5組Dグループ、ベストリサーチ賞は1組Aグループでした。
表彰式の後は閉校式です。4組のクーパーさんから、今回のこの経験を英語力向上に活かしたいという旨のスピーチがありました。その後再びグループに分かれて、グループリーダーから修了書をもらいながら、最後のひと時を過ごしました。短い間ではありましたが、充実した三日間だったのでしょう、グループリーダーとのお別れに目頭を熱くする生徒もたくさん見られました。

(A団記録 德永)