令和8年度 中村学園創立記念式典を挙行しました

学校法人中村学園は、1954年(昭和29年)5月17日の福岡高等栄養学校開校記念式典を創立記念日と定めています。
令和8年5月16日(土)、本校講堂にて創立記念式典が執り行われ、壇上には創設者・中村ハル先生の写真が掲げられ、静粛のうちに式が進行しました。
式典ではまず「中村ハル育英奨学基金 卒業生表彰」が行われ、令和元年3月に中村学園女子高等学校を卒業し、現在は福岡県警本部教養課巡査として勤務されている妹尾舞香さんが、今年度の表彰者として選ばれました。
当日は本校に来校され、理事長より表彰を受けられました。
妹尾さんは剣道部在籍時、インターハイで3年連続団体優勝及び2年連続個人優勝を含め全国大会10連覇を達成し、世界剣道大会でも高校生ながら個人戦3位に入賞した実績をもちます。令和6年7月の第19回世界剣道選手権大会(イタリア)では、女子団体優勝、個人戦3位という輝かしい成績を収められました。
表彰後は対談形式でお話を伺いました。理事長から「2度の世界大会を経験し、団体戦と個人戦ではどのような意識の違いがあるのか」と問われると、妹尾さんは「個人戦では、人のために戦うという気持ちがより強く、感謝や恩返しの思いを胸に臨んでいる」と語られました。また、「なぜ世界一になれたのか」という問いに対しては、
・逆境のときこそ前向きな言葉を素直に受け止める
・明確な目標を設定し、逆算して小さな目標を一歩ずつ進む
・人のために自分が果たすべき役割は何かを考え実行する
これらの姿勢を大切にしてきたと述べられました。苦しい稽古の中で支えとなったのは、学園祖 中村ハル先生が遺した「努力の上に花が咲く」という言葉であり、建学の精神「感恩」にも通じるものです。妹尾さんは「個人戦より団体戦の方が励みになる」と語り、チームへの感謝の気持ちが、自らを強くし、努力を積み重ねる原動力になっていることを示されました。
半世紀以上も前に、ハル先生が遺した言葉が、今もなお卒業生たちを支え続けていることを、妹尾さんの歩みが改めて示してくれました。


